近視進行抑制治療 選択肢比較表

IPDAS準拠 / すべての選択肢を中立的に提示しています
たける眼科
「何もしない(経過観察)」も大切な選択肢のひとつです。当院で提供していない治療法(RLRL赤色光療法など)も存在します。費用はすべて自費診療です。
治療法 眼軸抑制
効果
日中の
見え方
手間 対象年齢
目安
初期費用
(目安)
月額/年額
(目安)
主なメリット 注意点・副作用
オルソケラトロジー
OrthoK/就寝時装用ハードCL
〜50%抑制
高い
👁️
裸眼OK
(日中)
★★★
毎晩着脱
週1ケア
7〜8歳〜
保護者管理
¥55,000
適合検査〜1週目
初年度総額¥165,000
¥23,100
/年(2年目以降)
レンズ交換¥66,000(2〜3年毎)
・日中裸眼で過ごせる
・スポーツ時に便利
・効果が高い
・毎晩の装脱着が必要
・角膜感染症リスク
 (適切な管理で最小化)
・装用感に慣れが必要
低濃度アトロピン点眼
リジュセアミニ 0.025%(参天製薬)
中程度
やや高い
👓
眼鏡が
必要
1日1回
点眼のみ
6歳〜
年齢制限少
初診のみ
保険診療(窓口負担割合による)
¥7,090
/月(再診¥2,200+薬¥4,890)
年間管理費¥17,600含む
年間総額 約¥76,280
・手間が最も少ない
・低年齢から開始可
・OrthoKとの併用可
・眼鏡は引き続き必要
・まれに羞明・近見困難
・長期データ蓄積中
MiSight
1日交換ソフトCL(CooperVision)
59%抑制
高い(7年データ)
🔵
CL装用
(日中)
★★
毎日着脱
(使い捨て)
通常小学校高学年から
(女の子は8歳くらいから
できる可能性あり)

CL操作が可能なこと
¥55,000
初期導入費
(Step2移行は¥44,000)
¥15,400
/月(単独)
リジュセアミニ併用(ハイブリッド)¥20,130/月
・使い捨てで衛生的
・7年間の長期エビデンス
・日中CL装用に慣れやすい
・CL操作ができる年齢が必要
・毎日の着脱管理
・眼鏡との併用が必要な場面も
近視管理眼鏡
MiYOSMART(HOYA)・Stellest(EssilorLuxottica)
〜60%抑制
中〜高い
👓
眼鏡
(日中)
眼鏡装用
のみ
6歳〜
年齢制限なし
¥72,000〜
レンズのみ(眼鏡店でのお支払い)
MiYOSMART¥77,000 / Stellest¥72,000
¥17,600
/年(当院管理費)
月換算 約¥1,470〜
・最も導入ハードルが低い
・目に直接触れない
・低年齢・CL不可の子に向いている
・1日12時間以上の装用が必要
・レンズが特殊で見え方に慣れが必要
・破損・紛失時の費用
OrthoK+アトロピン
併用療法(高リスク例向け)
最も高い
単独より大幅増
👁️
裸眼OK
(日中)
★★★
毎晩着脱
+毎日点眼
8歳〜
保護者管理
¥55,000
OrthoK適合検査〜1週目
初年度総額¥165,000+
¥23,100+α
/年(OrthoK管理費)
+アトロピン¥7,090/月
・最大限の進行抑制
・両親が強度近視の高リスク例に
・相乗効果のエビデンスあり
・手間・費用ともに最大
・継続の動機付けが重要
・両方の副作用リスクを考慮
経過観察
通常眼鏡のみ・何もしない
なし
👓
通常眼鏡
なし
制限なし
なし
(単焦点眼鏡が必要な場合は眼鏡店でのお支払い)
通常の眼科費用
(保険診療)
・手間・費用がかからない
・まずは様子を見たい場合
・近視進行を止める効果はない
・将来の強度近視リスクが続く
・定期的な眼軸測定で経過確認
費用はすべて自費診療(保険適用外)です。記載金額はあくまで目安であり、処方内容・フレーム選択等により異なります。
MiSight 59%抑制は3年間のRCTデータ(Chamberlain P, et al. Optom Vis Sci. 2019;96(8):556-567)に基づきます。個人差があります。
当院では現在RLRL(赤色光療法)は提供しておりませんが、選択肢の一つとして存在します。
眼軸測定は現在AL-Scan(Tideman曲線・世界標準データ)で実施。OA-1(Tomey)導入後は日本人パーセンタイル曲線(COY-NEXT研究)に移行予定です。
▶ あなたの「大切にしたいこと」から選ぶ
🏆
効果を最大にしたい
OrthoK+アトロピン併用
最も強い抑制効果。高リスク例・両親が強度近視の場合に特に推奨。
☀️
日中裸眼で過ごしたい
オルソケラトロジー
就寝時のみ装用し、日中は裸眼。スポーツが多い子に人気。
🙌
手間を最小限にしたい
低濃度アトロピン点眼 or 近視管理眼鏡
点眼1日1回、または眼鏡をかけるだけ。最も導入しやすい。
🛡️
目に直接触れる治療が不安
近視管理眼鏡 or アトロピン点眼
コンタクトなし。まず眼鏡か点眼から始めるのがおすすめ。
💴
費用を抑えたい
近視管理眼鏡 or アトロピン点眼
年間3〜6万円が目安。効果と費用のバランスが良い選択肢。
📅
まだ決められない
本日は持ち帰り・経過観察
今日決める必要はありません。ご家族で相談してからでも大丈夫です。