ドライアイの症状:
目がかわく・まぶしくみえる・みづらい・不快感・違和感・つかれめ・充血・涙がでる 等
日常生活に支障をきたし、仕事の生産性にも影響を及ぼすこともある重要な疾患です。
パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用中の違和感の原因となることもあります。
くろめ(角膜)表面には、まばたきをするたびに3層の涙液層が形成されます。
○油層 →マイボーム腺
○水層 →涙腺
○ムチン層 →結膜上皮細胞
涙液層の不安定性がドライアイの主な病態とされていますが、その原因・誘引は多岐にわたります。
ドライアイは疾患概念および診断/治療も、日本と欧米でかなり違いがあることに驚きました。留学中はドライアイの基礎免疫学研究に携わる機会もあり、多くを学ぶことができました。
診察:
BUT検査(細隙灯顕微鏡・フルオレセイン染色)を行い、涙液層の安定性/角膜表面の傷の状態を把握します。
治療:
主に炎症に主眼を置いた点眼処方を軸として、良好な結果を得ています。
画像結果と併せて、現在の状態をご説明した上で今後の方針を提示します。
必要に応じて点眼を調整、コラーゲンプラグ(涙点プラグ)を用いた加療もおこないます。
どうぞよろしくお願い致します。