こどもの目(小児眼科)

以下の3つを主軸として、常勤の視能訓練士と一緒に診療をおこなっています。
 
○ 先天性眼疾患
 ”少し気になる” ところから、早期発見が重要です。
  小児緑内障・先天白内障・斜視・網膜芽細胞腫/未熟児網膜症
 
○ 弱視・斜視
 3歳時検診で、正確に発見されていないことがあります。
 小学校にあがる前に、治療をはじめることが推奨されます。
 
○ 近視
 「なるべく目が悪くならないように」:数年前と比べて、かなり医学の常識が変わりました。
 →近視進行抑制(予防) 

弱視を見逃さないために(日本眼科医会の動画; 48秒)
知っていますか? 弱視の子どもは、50人に1人。
でも、ほとんどが3歳時検診で見逃されてしまうんです。
子どもの視力は3歳までに急速に発達し、
6歳から8歳頃には完成してしまいます。
見逃しの大きな原因は、家庭での検査の難しさ。
しかし、弱視は早期発見すれば治療できます。
すべての子どもへ、正しい3歳時健診を。
STOP! 弱視見逃し
監修:日本眼科医会

弱視

生まれたばかりの赤ちゃんは明るさが分かる~0.01程度の視力ですが、いろいろなものを見ることでものを見る能力が育っていきます。
生後3か月で0.05、6か月で0.1くらいの視力になると考えられています。
その後急激に視力が発達し、3歳~3歳半までに70%程度のこどもが1.0程度の視力になります。
両目でものを立体的にみる能力(立体視)は、少し早く2〜3歳までには完成すると考えられています。
 
そのような視力が発達する期間に目の病気やけがなどがあり、“ものをはっきりみる” 機会が妨げられてしまうと視力の発達が遅れてしまいます:「弱視
・目の大きさ、形、位置がおかしい
・目がゆれる
・瞳が白く見える
・目つきがおかしい
・まぶしがる
・いつも目やに、涙がでる
・頭を傾けている
 
しかし、明らかな症状がないことも多くあります。
片目だけ弱視の子は日常生活に支障がなく、片目を隠していやがったりすることで視力が悪いことに気づくことがあります。
こどもの目の異常を早く発見するために、三歳児検診はとても大切です。
 
正確な目の度数(屈折)を知るために、眼科では必要に応じて調節麻痺薬(アトロピン)を用いて検査をおこないます。
屈折異常による弱視や調節性内斜視に対しては、治療のための眼鏡を日常かけることが重要となります。
 *眼科医の処方による弱視眼鏡は医療費控除の対象になります。
 
良いほうの目をアイパッチで隠して、悪いほうの目を使う時間をつくることもあります。
 
常勤の視能訓練士と協力して診療を行っています。
時間をかけて確実な検査をするために、複数回に分けての来院をお願いすることもあります。
どうぞよろしくお願いいたします。