【瞳孔を開かずに早めの対応:眼科手術を避けるために】
◯ 目の中をみたすゼリー状の「硝子体」の濁りがみえることがある
◯ 点状、輪状、雲状、クモの巣状、「光が走ってみえる」など
「飛蚊症」
◯ 硝子体は加齢で変化し、網膜に穴をあけてしまうことがある:裂孔原性網膜剥離
✔ 突然の変化があった場合、なるべく早く眼科を受診することが重要です。
✔ 散瞳無し(瞳を開かない)で、眼底の高精細な観察が可能となりました:超広角眼底撮影
生理的飛蚊症(正常)
網膜裂孔/網膜剥離
網膜裂孔・網膜剥離の原因[36秒の動画]
・目の中はゼリー状の「硝子体」でみたされています。
・網膜にゆるく接している硝子体は、加齢に応じて収縮・液化してきます。
・硝子体と網膜の接着が強い部分から、網膜に穴があいてしまうことがあります(網膜裂孔)。
・網膜裂孔ができると、網膜の内側に水が入っていってしまいます。これが「網膜剥離」です。
飛蚊症(前半)と網膜剥離(後半)[35秒の動画]
・光は透明な「硝子体」を通過して、網膜に到達します。
・硝子体の中には小さな細胞の塊や索ができて、網膜に影となってうつることがあります。
・点状、輪状、雲状、クモの巣状など
・加齢に応じて、硝子体は収縮して網膜に小さな穴(裂孔)を作ってしまうことがあります。
・それに伴って、新しい飛蚊症が現れることがあります。
・硝子体が網膜をずらすことで、光がまぶしくみえる症状が続くこともあります(頭痛につながることもある)。
・網膜剥離の危険な兆候:
− 光が走ってみえる
− 突然新しい飛蚊症が出現する
− 視界の端に影がみえる
− 視界にカーテン状のものが動いてみえる
・上記に気付いたときには、なるべく早くの眼科医の診察が必要です。
網膜剥離に対する硝子体手術[23秒の動画]
・硝子体を取り除き、目の中は水に置き換わります。
・必要に応じてシリコンオイルを使用、再手術が必要となる場合があります。
網膜でものをみる仕組み[46秒の動画]
・光は角膜、瞳孔、水晶体、硝子体を通って網膜に到達します。
・網膜の中心部「黄斑部」とその周辺の網膜から光はシグナルに変換され、視神経を通って脳に情報が伝達されます。