こどもの目– tag –
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弱視のこどものメガネ:保育園・幼稚園でもはずさないほうがいい理由
「保育園(幼稚園)でメガネを外すように言われた」というご相談を受けることがときどきあります。 メガネがこわれた時、責任の所在は? 園児の怪我につながるのでは?先生方もとても大変と思います。こどもの安全を第一に考える保育園(幼稚園)の立場も大... -
小児のぶどう膜炎「全身を映す眼の中の炎症」早期発見の重要性と治療
6歳の女児が、両親に「目が赤い」と訴えて眼科を受診しました。 診察時、特に痛みの訴えはありませんでしたが、細隙灯顕微鏡検査で前房内に炎症細胞を認め、両眼性の前部ぶどう膜炎と診断されました。さらなる精査により、若年性特発性関節炎(JIA)の合併... -
ADHD治療薬「コンサータ」の副作用:緑内障リスクを高める可能性
注意欠如・多動性障害(ADHD)の治療において重要な役割を果たすメチルフェニデート(コンサータ®)。目のピントが合いづらくなるなどの副作用を持つことがわかっています。 緑内障も、コンサータの目の副作用となります。 2024年に発表された大規模研究に... -
メガネは視力を悪化させるか? 科学的根拠に基づく考察
「メガネをかけると目が悪くなる?」メガネの使用が視力に与える影響については、長年にわたりさまざまな誤解が存在してきました。 最新の科学的知見に基づき、メガネの使用と視力の関係について解説します。 メガネは視力を悪化させるか? 科学的根拠に... -
弱視指示書発行に関しての方針
弱視は、療養費の支給があります。治療用の眼鏡を処方したのち、弱視指示書を健康保険の組合窓口等に書類を提出していただいています。 開院以来、たくさんの弱視のこどもたちの診療に携わることができています。弱視は、改善してくることがとても多いです... -
遠視・近視・乱視:わかりやすく理解する方法
遠視・近視・乱視:実はどんな状態でしょうか。 遠くが(近くが)みづらい? 乱れて見える?近くがみづらいってことは、老眼? どんな見え方になるか:漢字の意味から理解しようとすると、わかりづらくなるようです。 一般的な内容の記載です。 遠視・近... -
こどものオルソケラトロジー:気をつけていること
2019年春にオルソケラトロジー治療を開始しました。 たくさんのオルソケラトロジー処方を経験して、私たちも多くのことを学ぶことができています。検査は視能訓練士が担当します。 オルソケラトロジー治療には、眼光学の相応の知識を必要とします。患者さ... -
小さな子の検査:複数回の検査でわかってくること
開院後まもなくより、こどもさんの来院もとても増えてきました。小児眼科:毎日、皆でたくさんのこどもたちの診療をおこなっています。 小さなこどもさんの場合: ・今日はつかれちゃってた・ごきげんが少しどこかにいってる・眠くなってきた・他の方の検... -
気づかれていない「弱視」を正確に判断する
ものを見る力が片目だけ育っていない「弱視」の状態になっていることもあります。 学校検診の眼科検査のときに、片目をうまく隠せず、検査結果が不安定になってしまうことがあります。見えていない目にも、「いい結果」が出てしまっている可能性があります... -
近視学会に参加
「こどもの近視」の分野の診療開院前(5年前ごろ)に多くの論文を読んで、高取商店街での診療の方針を考えました。(世界中の情報を得るために、英文の情報が必須です) それまでに楽しくやっていた免疫学・分子生物学の研究/網膜・ぶどう膜炎の診療とは...