2019年– date –
-
コンタクトでまぶたが下がる
長年ハードコンタクトをされている方は、若年性の眼瞼下垂(まぶたが下がること)をきたすことがあります。40年近く前から示されていたコンタクトレンズの合併症です1, 2。 コンタクトでまぶたが下がる まぶたを上げる筋肉・骨組み(腱板)をつなぐ“すじ”... -
高取商店街 土曜夜市 8/3最終日
明日8/3は、先日「日曜午後のアート」をして頂いた辻菜月さん御一行が、高取商店街土曜夜市に再度出展してくださいます。(7/20は雨で中止になってしまいました)日曜午後のアート ◯ 万華鏡アート投影:ファインガーデン高取外壁◯ 切り絵ワークショップ◯ ... -
“弱視”と”ロービジョン”の違い
患者さんと話しているうちに、“弱視”と”ロービジョン”には医学的な意味と社会的な意味の相違があることに気づきました。 ◯ 弱視:amblyopia視力が発達する途中の乳幼児の時期に何らかの理由でものをはっきりとみることができない状態にあったため、視力・... -
“Digital eye strain” (デジタル眼精疲労)
アメリカで開発されたiPhoneやMac, Windows PC, Android phone等、デジタル機器は革命的な進化をもたらす一方、多くのかたにとってこの20年で目の負担の原因にもなってきました。 “Digital eye strain” (デジタル眼精疲労) IT眼症、VDT症候群、テクノス... -
“レーシック(LASIK)やICLで近視がなおる” の意味
近視とは、眼球全体の奥行き(眼軸長)が伸びることです。こどもの成長期の間に、眼軸長が伸びて近視が進行します。眼球の内側の"網膜"が時間をかけて引き伸ばされ、成人して後に緑内障や網膜変性(病的近視)になってしまう可能性があります。 大人になっ... -
診療で大事にしていること(2019.7月更新)
年初に前回の記事を書いてから、半年が過ぎました。診療の軸は大きくは変わりませんが、方針がだいぶ具体化してきました。 ・人口構成および地域性に特徴:“住みやすい街”/古くからの“紅葉八幡宮の門前町”・交通の便が良い:通いやすい/連携先医療... -
日曜午後のアート
6/30日曜日午後に、小さなアートイベントをすることにしました(お子さま向け)。ご興味ありましたら、ご予約ください。入場無料です。どうぞよろしくお願い致します。 ご案内(PDF) ◯ 万華鏡アート(投影)と絵本よみきかせ◯ 切り絵◯ その他 PROFILEアーテ... -
“見え方の質” の説明
理想の眼球の形:"目の表面(角膜)は綺麗な球形の一部で、水晶体は綺麗なレンズの形、中身(硝子体)もさえぎることなく光を通す"でも、光学的なゆがみはどんな目にもあります。 「検査で矯正視力は問題ないが、どうしてもみづらい」「目の手術の後、視力... -
ドライアイについて:日本眼科学会雑誌より
ドライアイの定義:「様々な要因により涙液層の安定性a)が低下する疾患であり、眼不快感b)や視機能異常c)を生じ、眼表面の障害d)を伴うことがある」(2016) ドライアイについて:日本眼科学会雑誌より 日本眼科学会雑誌「ドライアイ診療ガイドライン」(201... -
「眼圧」の意味とは
目の中の水の循環の変動は「眼圧」としてあらわれます。 水晶体の周りの「毛様体」から産生された水(房水)がくろめの裏(前房)を満たしメッシュ構造をもつ「線維柱帯」を通って、目の外の血管へ流れて行きます。 この間のバランスが悪くなると眼圧が上...