理想の眼球の形:”目の表面(角膜)は綺麗な球形の一部で、水晶体は綺麗なレンズの形、中身(硝子体)もさえぎることなく光を通す”
でも、光学的なゆがみはどんな目にもあります。
「検査で矯正視力は問題ないが、どうしてもみづらい」
「目の手術の後、視力が出ているがみづらい」
「白内障を手術する時期を知りたい」
「メガネやコンタクトで視力が上がりにくい」
「角膜形状解析装置/全眼球屈折解析装置」を使った診療ができるようになりました。
OPD (Optical Path Difference) スキャンIII (ニデック社)
・角膜形状解析と眼球全体の屈折力解析
・見え方シミュレーション:”視力が出ていてもみづらい” 原因を画像で提示
・見づらさの要因が角膜にあるか、さらに奥の眼球内にあるかを説明
・波面収差解析(ウェーブフロント解析):高次収差/不正乱視を把握
・明所/暗所の瞳孔径測定
・円錐角膜/角膜変性症など 角膜疾患の進行解析
・白内障手術適応判断
・手術前後の全眼球屈折解析(白内障・レーシック・角膜移植)
・眼鏡やコンタクトレンズで視力が出ない場合の対応
・コンタクトレンズ処方の補助 等
OPD-ScanIIIの「シミュレーション」では、
・矯正前後のランドルト環(C)や光の点の見え方をシミュレーションした図
・ドライアイの見づらさ
等
必要に応じて解析を行い、カラーマップを診察室モニターに提示してご説明します。
見え方の質(Quality of vision)についてのお話をすることができる、優秀な眼科医療機器です。
OCTアンギオグラフィー、調節機能解析装置(アコモレフ)等も併せ、
昨今の眼科医療機器の発展は素晴らしく、開発された方々を本当に尊敬します。
各機器を使いこなすのには、相当の知識補充を求められます。
医療者は、多岐に渡り一生学び続けることが必要です。
良い機器を得て診療をできる幸運を、地域の患者さんの診療に役立てたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。