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10秒間瞬きをせずにいられない:ドライアイの判断となりますか?
目を開けたまま10秒間瞬きをせずにいられないこと、必ずしもドライアイだというわけではありません。でも、ドライアイの可能性を示す一つのきっかけにはなります。 「ドライアイ」日本眼科学会の現在の診断基準: ・涙液層破壊時間(BUT)が5秒以下であり、... -
梅毒がひきおこす、多彩な目の炎症
梅毒の拡大が盛んに報道されます。 目にも梅毒の合併症が出ることがあります。未治療の梅毒で、どの段階でも目の炎症が発生する可能性があります1。 目の“いずれの組織”にも、影響が出ることが特徴的です。 梅毒がひきおこす、多彩な目の炎症 梅毒がひきお... -
目の中の炎症を写し出す「飛蚊症」:後部ぶどう膜炎
飛蚊症は、目の中(眼球内)の炎症に伴うこともあります。 飛蚊症の症状から「後部ぶどう膜炎」が発見されるお話です。 目の中の炎症を写し出す「飛蚊症」:後部ぶどう膜炎 非炎症性の“生理的飛蚊症” 生理的飛蚊症の原因「後部硝子体剥離(こうぶしょうし... -
免疫学「吉村昭彦教授」の紫綬褒章受賞
九大免疫学教室のころの教授「吉村昭彦先生」は、いま慶應の教授をされています。今回の紫綬褒章の受賞の連絡で、同窓会メールが盛り上がりました。おめでとうございます。 紫綬褒章とは、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分... -
サブスペシャリティとしての「ぶどう膜炎」
サブスペシャリティ(眼科の中での専門性)を、ひとつだけ挙げてくださいと言われました。東京阿佐ヶ谷の井出武先生より聴かれて、回答しました。「ぶどう膜炎」です。 長崎大学卒業時に「眼科」の専門を選んで、眼科の研修医の間に「ぶどう膜炎」を勉強し... -
「目が痛い」新型コロナウイルス感染症の初発症状
新型コロナで「目が痛い」 「結膜炎」に代わり、最も参考になるCOVID-19の眼症状となっている可能性が示唆されています。 The most significant ocular symptom experienced by those suffering from coronavirus disease 2019 (COVID-19) was sore e... -
強膜炎を原因とする目の痛み・充血
白目/目を構成する壁に当たる「強膜」は、主にコラーゲン・結合組織が豊富に含まれています。 そのため、コラーゲンを含む組織を巻き込んだ炎症:リウマチ・強直性脊椎炎・ループス などの、膠原病を反映することがあります:Collagen disease(コラーゲ... -
重症化したアレルギー性結膜炎(春季カタル)
サッカー少年、甲子園をめざして野球をがんばっている子、柔道をしている子、など スポーツをしている中学生・高校生の男の子に多い印象です。 春季カタルは慢性疾患で、60%以上のかたが年間を通じて再発・寛解を繰り返します。 20歳以下の患者では男性が... -
サイトカイン(IL-6)生物学的製剤がコロナウイルス感染症に奏功する可能性
白血球が分泌する低分子のタンパク質を「サイトカイン」と呼びます。 「炎症性サイトカイン」と「抗炎症サイトカイン」がバランスをとって、生体の機能が調節されています。 炎症性サイトカインのうち、インターロイキン6(IL-6)は1980年代に大阪大学の岸本... -
ドライアイについて:日本眼科学会雑誌より
ドライアイの定義:「様々な要因により涙液層の安定性a)が低下する疾患であり、眼不快感b)や視機能異常c)を生じ、眼表面の障害d)を伴うことがある」(2016) ドライアイについて:日本眼科学会雑誌より 日本眼科学会雑誌「ドライアイ診療ガイドライン」(201...
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