2020年– date –
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2020年の診療を終えました:「説明と理解」高取商店街での眼科医療
開院以来最もたくさんの患者さんに来ていただいた日になって、2020年最後の診療を終えました。 来院された方ひとりひとりにとって、 総合的に幸せな、良い方法は何だろうかと考えて診療しています。 目の前のモニターに映し出す画像結果に加えて、 12.9イ... -
強膜炎を原因とする目の痛み・充血
白目/目を構成する壁に当たる「強膜」は、主にコラーゲン・結合組織が豊富に含まれています。 そのため、コラーゲンを含む組織を巻き込んだ炎症:リウマチ・強直性脊椎炎・ループス などの、膠原病を反映することがあります:Collagen disease(コラーゲ... -
体調不良の原因かもしれない「眼鏡/コンタクトの度数」
いままでにあわせた眼鏡・コンタクトレンズが「過矯正」になってしまっていることがあります。 眼鏡・コンタクトを合わせる際に、ピント調節が強く働いてしまっていたためです。 ひとによってさまざまな「調節」の状態に対処をすることで、改善が見込めま... -
弱視の原因(こどもの目の発達)
赤ちゃんは生まれてからたくさんのものを見て、見える力を育てていきます。 網膜に入った光は、頭の後ろ(大脳皮質後頭葉の一次視覚野)へ伝わり、情報を処理する能力が育ちます。:網膜からの情報が、神経細胞のシナプスをつなげていきます。 「弱視」と... -
次回の診察時期を思い出すために:自動通知サービスのご紹介
受付:「次回は6か月後の診察をお願いします」 患者さん:「忘れないようにします」 いつの予定になっていたかな、とわからなくなることがありますね。 次回の診察時期を思い出すために:自動通知サービス(無料)のご紹介 ワンタイムマシンメール https:... -
緑内障・高眼圧症:レーザー治療の有効性【2020 臨床研究結果】
緑内障・高眼圧症に対して、第一選択として眼圧を下げる点眼薬が使われてきました。 それよりも、 先に選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)をおこなうことが有効: 2019年にLancet誌に掲載された研究結果は、現在までの医学の常識を覆すこととなりました1... -
緑内障カード:「緑内障発作」の可能性を伝える、各医療機関への連絡
○ 目のいい人(=遠視の人)は、緑内障発作を起こす可能性がある。○ 緑内障と診断されているかたに、使えない薬(禁忌)がある。 個人の目の特性によって、使えない薬・気をつけるべきことがあります。 » 緑内障で使えない薬 緑内障カード:「緑内障発作」... -
KBCテレビ出演:デジタル眼精疲労と20-20-20ルール
ホームページ「よみもの」には、眼科の記事をなるべくわかりやすく書いています。 網膜・ぶどう膜炎の他にも、こどもの近視やデジタルデバイス使用による眼精疲労のこともたくさん記してきました。 テレビ出演が決まった経緯 KBC九州朝日放送のプロデュー... -
開院2周年
2018.10.17が開院日でした。 今週末で2周年を迎えます。 紆余曲折ありながらも、次々と予想外の良いことが重なりました。 今では高取でたくさんの患者さんの診療に従事させていただける日々になりました。 一緒に働いてくれているスタッフは、個々の資質が... -
メディカルレチナ(手術をしない網膜疾患の診療)
九大の大学院では免疫学を専攻し、学位を取得しました(生体防御医学研究所)。網膜の病気を、免疫学の知識から考えるきっかけになっています。 メディカルレチナ(手術をしない網膜疾患の診療) 網膜疾患に対する古くからの治療:ステロイド・網膜光凝固 ...