膠原病– tag –
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「乾く」「ドライ」ではなくても「ドライアイ」とは?
ドライアイ、の言葉から受けるイメージとは違っても、ドライアイの判断となることが多くあります。 ドライ・アイ=目が乾くという言葉がとても簡単でわかりやすいですが、「ドライアイ」には、「乾く」「ドライ」以外の意味がたくさんあります。 現在のド... -
黒目に白い点がある
黒目が黒い理由:透き通った透明な「角膜」の後ろに茶目(ちゃめ)とも呼ばれる「虹彩」「瞳孔」があるため。 角膜は人体で唯一血管のない組織ですが、免疫反応は強くあります。免疫を担当する細胞が存在するためです。 ものを綺麗にみるためには、角膜の... -
強膜炎を原因とする目の痛み・充血
白目/目を構成する壁に当たる「強膜」は、主にコラーゲン・結合組織が豊富に含まれています。 そのため、コラーゲンを含む組織を巻き込んだ炎症:リウマチ・強直性脊椎炎・ループス などの、膠原病を反映することがあります:Collagen disease(コラーゲ... -
ぶどう膜炎の診療をしています。
今でも半数は原因不明の目の炎症「ぶどう膜炎(虹彩炎・虹彩毛様体炎)」 ・自己免疫疾患(自分の体の組織を攻撃してしまう病気)・感染症 など、診療に多くの知識を必要とする疾患です。 2021.8.29 追記:以下を使用できるようになりました。» 網膜... -
サイトカイン(IL-6)生物学的製剤がコロナウイルス感染症に奏功する可能性
白血球が分泌する低分子のタンパク質を「サイトカイン」と呼びます。 「炎症性サイトカイン」と「抗炎症サイトカイン」がバランスをとって、生体の機能が調節されています。 炎症性サイトカインのうち、インターロイキン6(IL-6)は1980年代に大阪大学の岸本... -
眼科の「予防医学」:地域にあわせた診療(アップデート)
眼科の「予防医学」が、いまの高取での診療の中心になってきています。目の病気は、自覚症状がないことが多いです。 重症化した眼疾患に向き合いながらも、予防医学の重要性を思います。「眼科ドック」について:自覚症状のない眼疾患の早期発見 年間を通... -
膠原病治療薬の合併症:クロロキン網膜症
全身性エリテマトーデス・皮膚エリテマトーデスの標準的治療薬として用いられるヒドロキシクロロキンは、長期使用で網膜障害(ヒドロキシクロロキン網膜症)をひきおこすことがあります。 かなり進行するまで、自覚症状が出ません。 膠原病治療薬の合併症... -
関節リウマチと目/炎症性疾患への考え方
体の中の一部を異物として認識して、自分の体が攻撃してしまう炎症:”自己免疫性の炎症” 関節リウマチ:自己免疫性の炎症が起こることで、長い間かけて関節が傷んでいきます1。 目との共通点:目(角膜・強膜)と関節軟骨は、コラーゲンとプロテオグリカン...
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