近視管理アプリ Q&A

保護者向けアプリ「近視管理レポート」(takeru-eye.com/myopia-management-app/)の使い方と画面の見方をまとめました。お子さまの測定値についての個別の判断は、診察のときに医師がお伝えします。

Q1. このアプリで何ができますか?

受診のたびに測る眼軸長(目の前後方向の長さ)を記録し、グラフで経過を見るためのアプリです。できることは次のとおりです。

  • 眼軸長の経過グラフと、1年あたりにのびる速さ(進行速度、mm/年)の自動計算
  • 進行速度を 🟢🟡🔴 の3色で表示
  • 同じ年齢の子どもの標準的な範囲(パーセンタイル)との比較
  • 治療の選択肢の説明(オルソケラトロジー、リジュセア、MiSight®、近視抑制メガネ、併用、経過観察)
  • きょうだいの記録を切り替えて管理

Q2. 何を入力すればよいですか?

受診のときにお渡しする検査結果のプリントを見ながら、「データ入力」タブで受診日と、右目・左目の眼軸長(mm)を入力してください。片目だけの入力もできます。当院では2026年7月から、眼軸長の測定にトーメー社の「OA-1」を使っています。

Q3. 入力をまちがえました。直せますか?

「レポート」タブの「受診記録」の行をタップすると、その受診の眼軸長を修正・削除できます。同じ日の記録を二重に入力してしまった場合も、ここから削除してください。

Q4. 🟢🟡🔴 は何を表していますか?

1年あたり何mm眼軸長がのびているか(進行速度)を、当院が受診のときに使っている目安と照らしたものです。まだ治療をしていない場合と、すでに治療をしている場合とで、目安が少し違います。

まだ治療をしていない治療をしている
🟢0.20mm/年 未満0.22mm/年 未満
🟡0.20〜0.29mm/年0.22〜0.31mm/年
🔴0.30mm/年 以上0.32mm/年 以上

色は受診の目安をわかりやすくするためのもので、診断ではありません。🔴 の線は当院の運用上の目安です。数字そのものより、治療を始める前とくらべて、のびる速さが落ちているかを重視します。1回の測定でたまたま速く出ることもあります。判断は診察で行います。

Q5. 🟡 や 🔴 が出ました。どうすればよいですか?

アプリの表示だけで治療を変えたり中止したりせず、次回の受診のときに医師にお伝えください。受診の間隔が短い場合や、測定装置が変わった時期をまたぐ場合には、速さが大きめに出ることがあります。お子さまの数値についての個別の判断は、診察のときに行います。

Q6. パーセンタイルはどう読めばよいですか?

同じ年齢・性別の子ども100人を眼軸長の短い順に並べたとき、何番目くらいにあたるかを示す目安です。P50 がちょうど真ん中です。

このアプリのパーセンタイルは、BHVI(Brien Holden Vision Institute、Donovan 2012・多国籍のコホート研究)の標準曲線にもとづいています。一方、診察室でお見せしている OA-1 のグラフは、日本のこども(4〜15歳)のパーセンタイル曲線(文部科学省の児童生徒の近視実態調査と、東北大学が主導する COY-NEXT 研究にもとづくもの)を使っています。もとになったデータが違うため、同じ測定値でも位置が多少ずれて見えることがあります。どちらも参考値としてご覧ください。

Q7. グラフに小さな段差があります。

当院では2026年7月から眼軸長の測定装置を OA-1 に切り替えました。測定する装置が変わると、同じ目を測っても測定値がほんのわずかにずれることがあります。そのため、それ以前から記録してきたお子さまのグラフでは、切り替わりの時期に線が小さな段差のように見えることがあります。段差は「目が急に変化した」のではなく「装置が変わった」ことによるものです。当院では切り替えの時期を記録し、段差を差し引いて、のびる速さそのものが変わっていないかを見ています。

→ 近視の進み方を「速さ」でみる:眼軸長測定装置 OA-1の導入

Q8. どのくらいの間隔で受診すればよいですか?

近視管理では、3か月ごとの定期受診をお願いしています。眼軸長の測定と治療効果の確認を行います。

Q9. データはどこに保存されますか?

入力したデータは、お使いのスマホ(ブラウザ)の中だけに保存されます。当院のサーバーには送られません。そのため、機種変更やブラウザのデータ削除で記録が消えることがあります。iPhone の Safari では、しばらく開かなかったサイトの保存データが自動的に消えることがあります。

Q10. バックアップと機種変更のしかたは?

  1. アプリ下の「バックアップファイルを保存」を押すと、スマホにファイルが保存されます(「ファイル」または「ダウンロード」)。「テキストでコピー」でメモ帳などに保存する方法もあります。
  2. 新しいスマホでアプリを開き、「データ入力」タブの「ファイルから復元」でファイルを読み込みます。テキストの場合は「バックアップからインポート」欄に貼り付けて復元します。

受診のたびなど、定期的にバックアップを保存しておくことをおすすめします。

Q11. ホーム画面に追加できますか?

できます。すぐ開けるようになり、iPhone ではデータも消えにくくなります。

  • iPhone(Safari):画面下の共有ボタン(□に↑)→「ホーム画面に追加」
  • Android(Chrome):右上の︙メニュー →「ホーム画面に追加」

ホーム画面から開いたアプリと、Safari などのブラウザから開いたアプリとでは、データが別々に保存されることがあります。いつも同じ方法で開いてください。

Q12. 画面が古いままのようです。

アプリは改善のため更新することがあります。ページを再読み込みしてください。iPhone の場合は、アドレスバーの再読み込みボタンを長押しして「キャッシュなしで再読み込み」を選びます。再読み込みしても、保存したデータは消えません。

Q13. 治療について詳しく知りたいです。

アプリの「治療プログラム・ご案内」に各治療の説明があります。費用・対象年齢などは治療選択肢の比較表をご覧ください。どの治療がお子さまに合うかは、進行の速さ・年齢・生活・ご家庭の考えをうかがいながら、診察で一緒に考えます。

→ 近視進行抑制(予防) → 治療選択肢 比較表

※ お子さまの測定値についての個別の判断(治療を変えるべきか等)は、次回の受診のときに医師にご相談ください。ご不明な点は、お電話(092-846-3121)またはLINEでお問い合わせください。