【眼科の予防医療:各種眼科医療機器で、眼の全体像を把握し説明】
◯ 自覚症状のないままに進行する目の病気は多くあります。
◯ 40歳以上の方は、目の定期検査が推奨されています。
✔ 眼科検診:眼疾患の早期発見をおこないます。



眼科ドック:検査コース
項目 |
(1)
総合 眼科検診 ¥22,000
|
(2)
基本 眼科検診 ¥11,000
|
(3)
緑内障 早期発見 検診 ¥16,500
|
(4)
老眼・加齢 眼疾患検診 ¥16,500
|
(5)
小児・学生 眼科検診 ¥11,000
|
(6)
眼精疲労・ ドライアイ検診 ¥11,000
|
追加の
眼科検診
(お尋ねください)
|
わかること |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
眼科検査 | ||||||||
他覚的屈折 | 機械が測るおおよその目の度数 | |||||||
矯正視力 遠見 | メガネやコンタクトでどこまで遠くが見える能力があるか | |||||||
矯正視力 近見 | メガネやコンタクトでどこまで近くが見える能力があるか | |||||||
眼鏡視力 | 今使っているメガネでどこまで見えるか | |||||||
眼鏡度数 | 今使っているメガネの度数 | |||||||
眼圧 | 目の硬さ(目の生活習慣病チェック) | |||||||
眼軸長 | 目の奥行きの長さ(近視の進行に関わる) | |||||||
眼位 | 目の向き(斜視やその兆候がないか) | |||||||
眼球運動 | 目の動き方(スムーズに動くか) | |||||||
輻湊(ふくそう) | 近くを見る時の目の寄り方 | |||||||
両眼視機能 | 両目が協力してものを見る力 | |||||||
調節機能解析 | アコモレフ:目のピント合わせの力(老眼や疲れ目のチェック) | |||||||
波面収差・角膜形状解析 | 黒目(角膜)・水晶体(レンズ)のゆがみ具合 | |||||||
角膜内皮細胞 | 黒目の裏側の細胞の数と形 (コンタクト使用者に特に重要) | |||||||
前眼部三次元画像解析 | 眼球の前の部分の立体的な精密検査(緑内障で気をつけることがあるかどうか) | |||||||
後眼部三次元画像解析 | 眼球の奥の部分の立体的な精密検査(緑内障や網膜の病気などの兆候) | |||||||
広角眼底撮影 | 眼球の中・広い範囲の撮影 | |||||||
光干渉断層血管造影 | 眼球の中の血管の状態を見る検査 | |||||||
追加検査 | ||||||||
視野 | 見える範囲の広さ | |||||||
散瞳 | 目薬で瞳孔を開く検査(眼球の内部を詳しく見るため) | |||||||
涙液分泌機能 | 涙の量の評価(シルマーテスト) | |||||||
診察(眼科専門医) | ||||||||
細隙灯顕微鏡検査 | 眼球の表面から中までを拡大して診る検査 | |||||||
涙液層破壊時間 | 涙の質と量の評価 |
※ 検査項目は各コースに含まれるものを示します。追加の眼科検診は、各コースに加えて選択可能です。
※ 全ての眼科検査は、国家資格を持つ「視能訓練士」が行います。
※ 金額は税込価格です。
※ 上記の眼科ドックは全て、完全予約制です。
「眼科ドック」は、自費診療でおこなう眼科検診です(アイドック、eye checkup)。
とくに緑内障は早期発見が大事:
多くの研究から、「緑内障になりやすいひと」がわかってきています(リスクファクター)1。
◯ 目が悪い(=近視が強い)
◯ 40歳以上(40歳以上の20人にひとりが緑内障にかかっている)
◯ 血縁者に緑内障のかたがいる
◯ 低血圧/高血圧
◯ 片頭痛(偏頭痛)
◯ 糖尿病
◯ 喫煙
◯ 冷え性 など(フラマー症候群)2

保険証を必ずお持ちください:
・目の自覚症状がある場合
・異常がみつかった場合
保険診療に切り替わる可能性があります。
所要時間 約30〜60分。
完全予約制として、待ち時間がないようにしました。
(平日午前中・午後2時の枠のみ;土曜日・平日夕方は受け付けていません)
予約ページの「眼科ドック」の項目より、ご予約ください。
(参考)
- McMonnies, C.W., 2017. Glaucoma history and risk factors. J Optom 10, 71–78. https://doi.org/10.1016/j.optom.2016.02.003
- Konieczka, K., Ritch, R., Traverso, C.E., Kim, D.M., Kook, M.S., Gallino, A., Golubnitschaja, O., Erb, C., Reitsamer, H.A., Kida, T., Kurysheva, N., Yao, K., 2014. Flammer syndrome. EPMA J 5, 11. https://doi.org/10.1186/1878-5085-5-11


眼科検診の重要性[1分11秒]
・世界をみる窓口になる大事な目、ときどきケアが必要な状態になることもあります。
・くもってみえる(白内障)、みえない部分が現れる(糖尿病網膜症)、まわりがみづらい(緑内障)、真ん中がみづらい(黄斑変性)
:どれも初めのうちは全く自覚症状がありません。
・早く気づいて治療を始めないと、著しく視機能を損なってしまうこともあります。
・眼科医は、目のほんの少しの変化をとらえることができます。
・自覚症状がなくても、定期的な眼科検診はとても重要です。
・特に、目の変化が出てくる40歳を過ぎたかたに。。
左:横からみた視神経
右:正面からみた視神経
Optic Nerve Fibers(視神経線維)[34秒]
・正常の視神経は、100万本の神経線維からできています。
・緑内障が進んでくると、視神経がダメージを受けて、視神経乳頭陥凹(へこみ)が大きくなってきます。
・そして、見えていない部分(暗点)が広がってきます。
・眼科で視野検査をすることで、自覚症状のない暗点を検出することができます。
人生100年時代の目の健康
気づかないうちに進行する病気から、あなたの視力を守るために。
「年のせい」だと思っていませんか?
「スマホの文字が見づらい」「夕方になると目が疲れる」。そんな日常の小さな不調、実は重大な目の病気のサインかもしれません。多くの目の病気は自覚症状がないまま進行します。
日本人の失明原因第1位、緑内障は…
40歳以上の
約20人に1人
が発症すると言われています。しかし、初期症状はほとんどありません。
気づかないうちに進行する、目の主な病気
日本の失明原因の上位を占める疾患は、いずれも早期発見が鍵となります。しかし、脳が視野の異常を補ってしまうため、自覚症状が出たときには手遅れになっていることも少なくありません。
日本の失明原因(割合)
緑内障が全体の約3割を占め、最大の原因となっています。
緑内障の見え方
視野が徐々に欠けていきますが、脳が補完するため気づきにくいのが特徴です。
加齢黄斑変性の見え方
中心部が歪んだり、暗く見えたりします。人の顔の判別などが困難になります。
年代別に注意すべき目の疾患
人生のステージごとに、目の健康リスクは変化します。家のメンテナンスのように、目にも年代に応じた点検が必要です。
幼少期
こども・学生
近視の進行 📱, スマホ内斜視
若年期
20代〜30代
眼精疲労 💻, ドライアイ
壮年期
40代〜
老視 (老眼) 👓, 緑内障, 白内障
高年期
60代〜
加齢黄斑変性, 糖尿病網膜症, 白内障進行
予防医療という選択肢
「症状がないから大丈夫」は危険です。保険診療は「病気の治療」が目的のため、症状のない方のドック(健康診断)は対象外です。自費診療の眼科ドックは、未来の視力を守るための「先行投資」です。
眼科ドックによる定期的なチェックは、視機能の急激な低下を防ぎ、生涯にわたる良好な視力を維持することに繋がります。
当院の眼科ドックの特徴
完全予約制
丁寧な検査に十分な時間を、確保できます。
専門家による検査
眼科検査の国家資格を持つ視能訓練士が、精度の高い検査を実施します。
最新の検査機器
超広角眼底カメラなどを用い、網膜の隅々まで見逃さず評価します。
継続的なフォロー
異常発見時は保険診療での治療へ移行。基幹病院との連携も万全です。