【可能な限り手術を避ける 緑内障/網膜の診療】
○ 眼科でおこなうレーザーは主に2種類です。
“光凝固”の「アルゴンレーザー」:網膜疾患
“衝撃波”の「YAGレーザー」:緑内障、後発白内障
組織を”揺らす”イメージです
○ 網膜疾患/緑内障/後発白内障に対応することができます。
○ いずれも外来でおこないます(保険適用/日帰り)。
○ 網膜疾患
Laser photocoagulation: 網膜光凝固術
糖尿病網膜症、網膜裂孔、網膜剥離、網膜静脈分枝閉塞症、網膜中心静脈閉塞症、 等
眼底検査の後に上記診断となった場合、考慮されます。
○ 緑内障・高眼圧症
SLT, selective laser trabeculoplasty: 選択的レーザー線維柱帯形成術
開放隅角緑内障・高眼圧症の診断、外来経過観察中の方に対して考慮されます。
低エネルギーのYAGレーザーを用いた治療です。
○ 後発白内障
YAG capsulotomy: 後発白内障手術(YAG後嚢切開術)
白内障手術の後の視力低下:後発白内障の診断となったかたへ考慮されます。
緑内障のレーザー治療(SLT)【動画でご紹介】
2024追記 緑内障に対して、レーザー治療が有効なこともあります。眼底のレーザーと異なり、組織破壊を伴わないことが特徴です。 ○目の中の”水の通り道”「隅角/線維柱帯…
眼底にレーザー治療/目の中に注射をする理由
目の奥の血管(網膜血管)は体の中で唯一、直接見ることができる血管です。 眼底写真をとることで、 網膜疾患の他に、高血圧、動脈硬化、視神経乳頭陥凹拡大疑い など…
メディカルレチナ(手術をしない網膜疾患の診療)
九大の大学院では免疫学を専攻し、学位を取得しました(生体防御医学研究所)。網膜の病気を、免疫学の知識から考えるきっかけになっています。 メディカルレチナ(手術…