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新しい眼科診療:網膜をみる「ミランテ」超広角眼底カメラ導入後3年
2021年夏から超広角眼底画像解析装置を導入する機会に恵まれ、格段に眼科診療が変わりました。良かったことがほとんどです。 以下に項目を列挙します。 新しい眼科診療(網膜):「ミランテ」超広角眼底カメラ導入後4年 負担のかかる「散瞳」が不要になり... -
「眼球内の炎症」網膜剥離:早期発見の重要性
裂孔原性網膜剥離は、網膜に穴が空いて網膜が剥がれてきてしまう病気です。 近視が強いかた(=“目がとても悪い”かた) アトピー性皮膚炎のあるかた 目をぶつけた(外傷)あと 網膜がはがれてくる過程で、目の中(眼球内)に炎症が広がります。 目の中の炎... -
ヒアルロン酸フィラー注射後、瞬時に失明する危険性と対処
美容目的のヒアルロン酸注射後、目の奥「網膜」の血管が詰まって瞬時に失明に至ることがあります。 ヒアルロン酸注射は英語では "Dermal filler" 、日本語では「ダーマルフィラー」「ヒアルロン酸フィラー」とも呼ばれます。皮膚内にある潤い成分のヒアル... -
ICL手術後の長期的な合併症(緑内障・白内障など)とその原因
世界中でICLの手術が増えてきて、ICL手術後の眼の状態を診察することが増えてきました。 ICLをした目で気をつけること:長期的な合併症は、 緑内障 白内障 LASIK(レーシック)の対象となる目と同じく、 ICL手術対象となる目=近視の目=緑内障・白内障の... -
「GLP-1受容体作動薬」:糖尿病網膜症への影響(副作用)
オゼンピック・ビクトーザ・トルリシティ・バイエッタ・リキスミア・ビデュリオンなど、GLP-1受容体作動薬が、糖尿病治療薬として広く使われるようになりました。 そしてマンジャロは、これらの薬剤とは異なり、GLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用する新... -
梅毒がひきおこす、多彩な目の炎症
梅毒の拡大が盛んに報道されます。 目にも梅毒の合併症が出ることがあります。未治療の梅毒で、どの段階でも目の炎症が発生する可能性があります1。 目の“いずれの組織”にも、影響が出ることが特徴的です。 梅毒がひきおこす、多彩な目の炎症 梅毒がひきお... -
開院4周年:高取商店街で、質の高い診療を続ける努力
免疫学研究・ボストン留学・大学勤務を全部離れて、2018年に高取商店街で今の仕事をはじめました。とてもシンプルに、患者さんのことだけを考える診療です。 英語で世界の情報を得る勉強は好きで、いまでも続けています。得られた知識は、なるべくわかりや... -
飛蚊症の2つの治療と合併症:リスクを考えた判断
「視界にゴミが飛んで見える」「視力が下がったように感じる」 飛蚊症の原因:「硝子体」の濁りに対しては、治療する方法があります。 硝子体の濁りを、気づかないくらいに粉々にする:レーザービトレオライシス硝子体そのものをとってしまう:硝子体手術 ... -
糖尿病網膜症の原因・治療:「高血糖は目の中の炎症を引き起こす」
Conversations (ENGLISH) 糖尿病は、網膜症・腎症・神経障害など、全身に合併症を引き起こす可能性があります。 目の合併症で最も恐れられているのが、糖尿病網膜症です。 網膜の血液循環が悪くなり、網膜に十分な栄養が行き渡らなくなります。 眼球内に炎... -
新型コロナウイルス感染後の目:網膜血管障害
目の血管は、体内で唯一直視できる血管です。 そのため脳神経外科・循環器内科・神経内科 等、眼科以外の診療科の医師も眼底所見を診断の助けにすることがあります。 2022年に入り、新型コロナウイルス感染症罹患後の血管の変化につき・心臓血管・網膜血管...
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