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リジュセア®ミニ点眼液:なぜ0.025%?効果とリバウンドのこと
「近視になったら、メガネやコンタクトレンズで視力を矯正すればよい」。長い間、このように考えられてきました。 しかし、私たち眼科医が懸念している近視の正体は、単なる「ピントのズレ」ではありません。 本当の問題は、成長に伴って目の奥行き(眼軸... -
「ヘルペス」と診断:目の合併症は(角膜炎・結膜炎・ぶどう膜炎)
目がゴロゴロする、充血が続く、光がまぶしい、少し見えにくい。このような症状が続くと、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。ものもらいや結膜炎だと思っていた症状が、実は「眼ヘルペス」と呼ばれるウイルス感染症である場合もあります。 眼ヘル... -
近視-1.00D進行:将来の眼のリスクは?(緑内障・網膜疾患)
こどもの近視が年々進んでいくことに、不安を感じていらっしゃる保護者の方は多いのではないでしょうか。また、ご自身の近視が強いことから、将来の眼の健康をご心配されている方もいらっしゃるでしょう。 「メガネやコンタクトレンズを使えば見えるから大... -
肥満治療薬マンジャロと目の関係:網膜症のリスク【2025年版】
「この薬で、健康的に体重を落としたい」 チルゼパチド(商品名:マンジャロⓇ、ゼップバウンドⓇ)は、肥満症の治療薬として、多くの患者さんの希望となっています。その高い体重減少効果が注目される一方で、「なぜ痩せるための薬が、目の病気と関係がある... -
“目の中に膜が張る” 黄斑上膜(黄斑前膜):原因・症状と対処
まっすぐのはずの線が波打って見える。タイルの模様や窓枠が歪んで感じられる。このような症状に心当たりはないでしょうか。もしあれば、それは「黄斑前膜(おうはんぜんまく)」という状態が原因なのかもしれません。 「網膜前膜(もうまくぜんまく)」「... -
新型コロナウイルス感染後の目:網膜血管障害(2025年版)
本記事は、2022年2月に公開した「新型コロナウイルス感染後の目:網膜血管障害」を、2025年8月現在の研究成果を踏まえて大幅に更新したものです。 「コロナに感染して以降、見え方に変化を感じる」「疲れやすくなり、パソコン作業が困難に感じる」 このよ... -
ぶどう膜炎の発症頻度と見通し:どのくらい起こり、今後どうなるのか
「目が赤くて痛い」「光がまぶしい」「霧がかかったように見える」 もしかすると、それはぶどう膜炎という病気の兆候(サイン)なのかもしれません。 ぶどう膜炎は決してまれな病気ではありません。 世界的には10万人あたり年間20〜50人が新たに発症1し、... -
目の状態を総合的に評価する「眼科ドック」:新しく整備しました。
一般的な人間ドックでは、眼底写真が撮影されます。これは広い網膜のうち、最も重要な黄斑部、視神経を含む狭い部分のみの評価となっています。 「最近、スマートフォンの文字が見づらい」「夕方になると目が疲れる」といった症状があっても、多くの方は「... -
未熟児網膜症:長期的なフォローアップ
赤ちゃんの頃に未熟児網膜症(Retinopathy of Prematurity, ROP)と診断されたこどもの保護者の方から、「今後どうしたらいいでしょうか?」というご質問をお受けすることがあります。 未熟児網膜症は、未熟な状態で生まれた赤ちゃんの網膜血管が異常に発... -
加齢黄斑変性(AMD):診療ガイドライン改定・クリニックでの対応
加齢黄斑変性(Age-related Macular Degeneration, AMD)の診療は、2024年の日本眼科学会による診療ガイドライン改訂により大きな転換期となりました。 年齢にとらわれない診断の重要性と、パキコロイドという新しい疾患概念の確立です。 これにより、40代...
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