2019年– date –
-
眼底にレーザー治療/目の中に注射をする理由
目の奥の血管(網膜血管)は体の中で唯一、直接見ることができる血管です。 眼底写真をとることで、 網膜疾患の他に、高血圧、動脈硬化、視神経乳頭陥凹拡大疑い などがある程度わかります。 (健康診断で指摘されるのは、眼底写真からの判断です) 眼科... -
「オルソケラトロジー」の準備ができました
近視に対して、2009年厚生労働省に承認を受けた治療プログラムです。 オルソケラトロジーの原理・効果・合併症等について十分にご理解いただき、安全性を最重視とします。 そのため、なるべくわかりやすく解説したページをつくりました。 https://www.take... -
令和の時代
文字通りのゼロから構想をすすめてきて平成30年10月開院、紆余曲折ありながらも良い方向へ進むことができてきました。 開院後1,500名を超える外来患者さんを診させていただいています。 自分が思う医療をできる施設をつくって、たくさんの方にご来院頂ける... -
「近視ブーム」
60年前は10-20%だった近視人口が、中国では90%、韓国ソウルでは19歳の96.5%にまで増えているとの記載がありました。2015年Nature誌のご紹介です: The myopia boom(近視ブーム) Nature 519, 276–278 (19 March 2015) The march of myopia(... -
関節リウマチと目/炎症性疾患への考え方
体の中の一部を異物として認識して、自分の体が攻撃してしまう炎症:”自己免疫性の炎症” 関節リウマチ:自己免疫性の炎症が起こることで、長い間かけて関節が傷んでいきます1。 目との共通点:目(角膜・強膜)と関節軟骨は、コラーゲンとプロテオグリカン... -
まつげエクステとアレルギー性炎症
“マツエクアレルギー”のお話です。 まつげエクステ(マツエク;eyelesh extensions)使用中で、充血・まぶたの腫れ等の症状で受診:角結膜炎・眼瞼炎の診断となったかたがこれまでに数名いらっしゃいました。 アレルギー性の炎症の本態(原因)は、エクス... -
日本眼科学会参加
土曜日午前中の診療を終えて急いで飛行機に乗り、東京国際フォーラムへ:開院後初めて全国学会へ参加しました。 会場を歩けば、各地の眼科のドクターと久しぶりにお話することができました。 眼科医療は日々進化・複雑化して、ひとりの医師が全てを担うこ... -
早期発見できる「子どもの弱視」
50人に1人の子どもが「弱視」:とても多い数と思います。 片目がみえているともう片方の目をカバーするので、視力が発達していないことに気づかないことがあります(不同視弱視)。 とても良い記事がありました: 【危険!】早く治療すれば回復したのに…「... -
眼科でコンタクトをつくる意味
大事な目に直接のせる「コンタクトレンズ」は高度管理医療機器で、心臓のペースメーカーと同じカテゴリーに分類されています。 たける眼科 では、目の健康を最重要と考えた診療を行ったのち コンタクトレンズを院内交付としています。 コンタクトレンズの... -
視能訓練士の仕事/小児眼科・ロービジョン
2024.4月〜 常勤の視能訓練士 4名となりました。こどもの目の検査、毎日対応できています。待ち時間軽減にも寄与しています。 “視能訓練士” は、国家資格をもつ眼科の検査のエキスパートです。 高校卒業後、視能訓練士の専門学校で3年間眼科の勉強をしま...