小児近視抑制・継続管理プログラムのご案内
2025年から、日本でも近視進行抑制治療が本格的に始まりました。
以下のとおり、順次対応しています。


視能訓練士・眼科専門医による責任ある管理体制
眼科検査・説明・装用指導は、視能訓練士(CO/ORT) が行います。
当院の眼科専門医2名が、「マイサイト® ワンデー(MiSight® 1day)処方施設認定(クーパービジョン・ジャパン)」を取得いたしました。
認定医が、お子さまの近視進行を継続的かつ多角的に診ていきます。
近視は単なる視力低下ではなく、将来の失明リスク(緑内障や網膜剥離、近視性黄斑疾患等)を高める進行性の状態です。


当院では、「20-30年後の目の健康を管理する」ことを目的とした専門外来として、
医学的根拠に基づいた高度な継続管理を提供いたします。
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1. 基本方針:小学生へのコンタクトレンズ処方について
たける眼科では、小学生へのコンタクトレンズ処方はおこなってきませんでした。
https://takeru-eye.com/contactlens/
小学生の使用には、以下のような特有の医学的リスクが伴うためです。
- 痛みを感じにくい: 角膜障害が起きていても気づかず装用を続けてしまう恐れがあります。
- 酸素欠乏のリスク: 装用したままうたた寝(昼寝)をしてしまうだけでも、角膜が深刻な酸素不足に陥る危険があります。
- 重篤な感染症: 管理不足による重篤な感染症リスクが成人より格段に高いのが現状です。
【マイサイト ワンデー 導入の医学的意義】
それでもなお当院がこのプログラムを提供するのは、将来の疾患リスクを最小化するためです。
以上のリスクを上回る医学的価値がある場合に限り、当院が徹底した管理・指導を行う「特別な医療プログラム」として提供いたします。
2. 近視抑制管理プログラム(3つ)
こどもの状態や生活スタイルに合わせ、以下の選択肢を用意します。
(税込価格)
A. ハイブリッド管理(マイサイト ワンデー + リジュセア®ミニ併用)【推奨】
光学的抑制(レンズ)と薬理的抑制(点眼)の両面からアプローチする方法です。
- 初期導入時費用:55,000円(3回に分けます)
初日(2時間程度):
調節麻痺下の検査・レンズ度数決定後、短時間の初回練習(視能訓練士(CO/ORT) )
将来の近視進行予測分析
適応判定:眼科専門医
2日目(1時間程度):調節麻痺薬の効果が切れるころ(3-7日後)
2回目の装用指導(最大60分程度)
マイサイト® ワンデー(MiSight® 1day)初回1ヶ月分のレンズ(2箱)
* 調節麻痺下でコンタクトレンズ装用練習するのは難しいことが予想されるため、2回を設定しました。
場合によっては1日で終わることができるかもしれません。
1週間後:
:定期検査(初回)
最初の1か月間を、適応を慎重に見極める『評価期間』と位置づけています。
1ヶ月検診日にて継続を確認後、Square決済による定額制(自動決済)へ移行します。
- 継続管理料:月額 20,130円
月額プログラム費(レンズ2箱分込):¥15,400+リジュセア®ミニ:¥4,380+ リジュセア処方管理料 (1か月分相当)
※本費用には、レンズ代・薬剤代、および3ヶ月ごとの精密検査・処方管理料のすべてが含まれています。
Square決済による定額制(自動決済): 窓口でのお支払いが必要ありません。
- 追加診察・指導料:3,300円
B. 近視抑制コンタクトレンズによる管理(マイサイト ワンデー単独)
光学的抑制(レンズ)からアプローチする方法です。
- 初期導入時費用:55,000円
- 継続管理料:月額 15,400円
※本費用には、レンズ代および3ヶ月ごとの精密検査のすべてが含まれています。
- 追加診察・指導料:3,300円
C. 点眼による進行抑制管理(リジュセア®ミニ単独)
コンタクトレンズの装用が難しいお子さまや、低年齢の方の第一選択となる方法です。
薬理的抑制(点眼)からアプローチする方法です。
詳細・最新情報は『リジュセア®ミニ点眼液0.025%の取り扱い』ページをご覧ください。
https://takeru-eye.com/blog/ryjusea-mini-myopia-control/#ryjusea-price
※2026年6月の「選定療養」移行後は、国の制度に合わせ費用体系を更新予定です。
【費用に関するご案内】
本プログラムの価格体系は、今後の医療制度の改正や社会情勢の変化に伴い、予告なく改定させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
3. 当院独自の「近視予後・将来予測管理」
以上のプログラムにおいても、レンズ処方のみではない高度なモニタリングを共通で行います。
- 精密眼軸測定:
3ヶ月ごとに、
光干渉式眼軸長測定装置「AL-Scan M」と近視管理ソフトウェア「MV-1」で眼球の長さを測定、成長を記録します。 - 将来予測分析(AI判定):
BHVIに蓄積されたデータを参考とした独自の解析ツール(AI予測)を用い、将来のリスクをグラフで可視化。
こどもの成長に合わせた最適な治療戦略を医師がお話します。


4. 運用上のルール
- 定期受診のお願い:
適切な安全管理のため、3ヶ月に一度の定期受診をお願いしております。
受診が途絶えてしまった場合は、安全上の理由からレンズの提供を一時停止します。 - 再指導について:
初回の装用練習は安全を考慮し最大60分程度とします。
習得が難しい場合は無理をせず、後日改めて「再指導(3,300円)」の枠にて丁寧にサポートいたします。
以下は、開院時より続けてきた記載です。

2023.4月〜 新しい機械を使えるようになりました。
2025.4月21日〜 日本で承認された近視進行抑制点眼薬を使えるようになりました。
2026.2月〜 世界中ですでに使われている近視進行抑制コンタクトレンズ『マイサイト』を導入予定
【近視に関する世界中の研究:現在の流れを説明】
○ 成長にともなって眼軸長(目の奥行き)が伸びて近視が強度に進行すると、将来の緑内障・網膜疾患の発症のリスクが上がります:「病的近視」
○ 近視進行抑制:成長期に、眼軸長(目の奥行き)が伸びないようにすることです。
○ この数年で、こどもの近視進行に対し エビデンス(科学的な根拠)のある治療法が確立されてきました。
1. 2時間以上の外遊び
2. 低用量アトロピン点眼(低濃度アトロピン)
3. オルソケラトロジー
の3つが、現在はエビデンスの高い治療とされています。
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* レーシック/ICLなどの近視矯正手術治療は、眼軸長には影響を及ぼしません。









○ 2時間以上の外遊び1
○ 低用量アトロピン点眼2
○ オルソケラトロジー3
全てに、メタアナリシスが示されています。
(=エビデンスレベルが最も高い)
1. Xiong, S., Sankaridurg, P., Naduvilath, T., Zang, J., Zou, H., Zhu, J., Lv, M., He, X., Xu, X., 2017. Time spent in outdoor activities in relation to myopia prevention and control: a meta-analysis and systematic review. Acta Ophthalmol 95, 551–566. https://doi.org/10.1111/aos.13403
2. Gong, Q., Janowski, M., Luo, M., Wei, H., Chen, B., Yang, G., Liu, L., 2017. Efficacy and Adverse Effects of Atropine in Childhood Myopia: A Meta-analysis. JAMA Ophthalmol 135, 624. https://doi.org/10.1001/jamaophthalmol.2017.1091
3. Si, J.-K., Tang, K., Bi, H.-S., Guo, D.-D., Guo, J.-G., Wang, X.-R., 2015. Orthokeratology for Myopia Control: A Meta-analysis. Optometry and Vision Science 92, 6.
上記を主な根拠に、安全性を前提とした治療方針をご説明しています。
希釈アトロピンの近視進行抑制効果

Keep myopia away, go outdoors and play!
(お外で遊んで、近視にならないようにしようね!)
/目はとっても貴重、大事にしようね!

Singapore National Myopia Programme/Health Promotion Board.
オルソケラトロジー

日中は網膜にピントを合わせることによって、眼軸長の伸びをおさえる。
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