よみもの/最新情報– eye topics –
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リジュセア®ミニ点眼液:なぜ0.025%?効果とリバウンドのこと
「近視になったら、メガネやコンタクトレンズで視力を矯正すればよい」。長い間、このように考えられてきました。 しかし、私たち眼科医が懸念している近視の正体は、単なる「ピントのズレ」ではありません。 本当の問題は、成長に伴って目の奥行き(眼軸... -
ヒアルロン酸注入の合併症:失明・脳梗塞リスク【2025年版】
「プチ整形」ヒアルロン酸注入は、その手軽さからこう呼ばれ、メスを使わない美容医療として爆発的に普及しました。 しかし、その手軽な響きとは裏腹に、皮膚の下では血管という「ライフライン」が複雑に走行しており、ひとたび事故が起きれば、その影響は... -
減ったら戻らない角膜内皮細胞:コンタクト長期装用から守る財産
「コンタクトレンズを長年使っていると、将来目が悪くなるって本当ですか?」 診療室で、患者さんからこのような質問を受けることがよくあります。多くの方は、充血やドライアイといった「今の不調」を気にされますが、私たち眼科医が最も懸念し、かつ大切... -
【2025年改正】パイロットの視力基準と航空身体検査
「目が悪いのですが、パイロットになれますか。」 先日、夕方の外来で高校生の男子生徒から質問を受けました。航空大学校に通う学生さんの目の検査を行う機会もあったり、空で働く方の診察をすることもあります。 パイロットを目指す若い学生さんや、現役... -
事故・転倒で頭をぶつけた後の目の不調:MRIで異常なし その背景
交通事故やスポーツで頭を打った後、MRI検査では「異常なし」と診断されたにもかかわらず、説明のつかない目の不調が続くことがあります。 ご本人にとっては非常に不安な状況かと存じます。 たとえば、こんな症状です。 本を読んでいると、どこを読んでい... -
眼科で「薬だけください」が難しい理由─オンライン診療と医師法の壁
「仕事が忙しくて通院できないので、いつもの目薬だけ処方してもらえませんか?」 このようなご相談は、眼科クリニックの日常的な場面でよくいただきます。特にコロナ禍を経てオンライン診療が広まったことで、「薬だけ欲しい」「オンラインで簡単に済ませ... -
「ヘルペス」と診断:目の合併症は(角膜炎・結膜炎・ぶどう膜炎)
目がゴロゴロする、充血が続く、光がまぶしい、少し見えにくい。このような症状が続くと、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。ものもらいや結膜炎だと思っていた症状が、実は「眼ヘルペス」と呼ばれるウイルス感染症である場合もあります。 眼ヘル... -
眼科ドックと健康保険組合の補助金制度
眼科ドックの受診を希望されている方から、企業の健康診断とは別に「勤務先の健康保険組合の補助金は利用できますか?」というご質問をいただくことがありました。 補助金が適用されるかどうかは、ご加入の健康保険組合によって大きく異なります。 この記... -
近視-1.00D進行:将来の眼のリスクは?(緑内障・網膜疾患)
こどもの近視が年々進んでいくことに、不安を感じていらっしゃる保護者の方は多いのではないでしょうか。また、ご自身の近視が強いことから、将来の眼の健康をご心配されている方もいらっしゃるでしょう。 「メガネやコンタクトレンズを使えば見えるから大... -
開院7周年:「治療」と同じくらい「説明」「予防」を大事にする理由
2018年10月にこの高取商店街で開院して以来、おかげさまで7周年の節目を迎えることができました。 これもひとえに、地域の皆様、遠方からお越しいただく患者さん、そして共に歩んできたスタッフの皆のおかげと、心より感謝申し上げます。 この7年間、技術...
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