緊急事態下のお子さんとご家族のかたへ

2020年4月、日本弱視斜視学会・日本小児眼科学会・日本視能訓練士協会からの文書より:

緊急事態宣言下で不安な中、

お子さんの目の健康をそこなわないように、大切な注意点をお知らせします。

* 本日の当記事は、過去の文章の参照も添付しました。

緊急事態下のお子さんとご家族のかたへ

1. デジタルデバイスとのつきあい方

休校や外出の自粛にともない、家庭で過ごす時間が長くなります。

オンライン学習の導入も進み、適切なデジタルデバイスとの付き合い方がさらに重要になってきました。

20分近くをみたら20秒遠くをみる:”20-20-20ルール” を、やってみてください

“Digital eye strain” (デジタル眼精疲労)

○ 眼精疲労・近視進行(目がわるくなる)を防ぐために:

“近くをみる時間が長い” 生活

「近視ブーム」

○ ものがふたつに見える:”スマホ内斜視”

「スマホ内斜視」 (スマートフォンの使いすぎによる “寄り目”)

2. 乳幼児健診について

健診が中止や延期になり、ご心配の方も多いと思います。

3歳児健診や乳幼児健診における目の検査は、弱視や目の病気をみつける大切な機会です。

弱視は50人にひとりの割合で起こり、早期に発見して治療をはじめないと眼鏡をかけても視力が出なくなります。

先天白内障や緑内障、網膜剥離などの重症疾患は、乳児のうちにみつけないと手遅れになります。

○ おうちでできる三歳児検診

日本弱視斜視学会 アンケートに答えましょう

日本視能訓練士協会 乳幼児版 目の健康チェックシート

http://www.jaco.or.jp/wp-content/themes/jaco_renew/assets/pdf/check.pdf

早期発見できる「子どもの弱視」

“弱視”と”ロービジョン”の違い

弱視/三歳児検診

3. メガネは大切な医療器具、眼科で検査・処方箋を

こどもの視力の発達にとって、適切なメガネを装用することはとても大事です。

視能訓練士の仕事/小児眼科・ロービジョン

「近視のこどもの眼鏡は、完全矯正にするのが良い」

治療用眼鏡の療養給付対象には受付期間延長などの措置があります。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kki/kuni.tsuchi/01-145.pdf

(9歳未満のかたが対象です)

ご不安なことがありましたら、いつでもご連絡ください。

目の不安がある/目薬がなくなりそうなかたへ(緊急事態宣言・外出自粛)

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