よみもの/最新情報– eye topics –
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ICL手術後の長期的な合併症(緑内障・白内障など)とその原因
世界中でICLの手術が増えてきて、ICL手術後の眼の状態を診察することが増えてきました。 ICLをした目で気をつけること:長期的な合併症は、 緑内障 白内障 LASIK(レーシック)の対象となる目と同じく、 ICL手術対象となる目=近視の目=緑内障・白内障の... -
開院5周年:商店街の小さな眼科でできることを
今月で開院5周年になりました。高取商店街の小さな眼科で、たくさんの患者さんの診療に携わることができています。 みなさま本当にありがとうございます。 眼科は機械の進歩が著しい分野です。少し前では考えられないような診療が、身近となっています。 ... -
「GLP-1受容体作動薬」:糖尿病網膜症への影響(副作用)
オゼンピック・ビクトーザ・トルリシティ・バイエッタ・リキスミア・ビデュリオンなど、GLP-1受容体作動薬が、糖尿病治療薬として広く使われるようになりました。 そしてマンジャロは、これらの薬剤とは異なり、GLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用する新... -
目の傷(角膜の傷)を繰り返す「再発性角膜上皮びらん」
・目がとても痛くなった・片目だけ涙が出る・涙が止まらない・まぶしく見える・視力が下がる・異物感、目がごろごろする 「角膜上皮びらん」は、黒目:角膜の表面、角膜上皮がはがれることです。 黒目(角膜)に分布する知覚神経は非常に鋭いことが知られ... -
気づかれていない「弱視」を正確に判断する
ものを見る力が片目だけ育っていない「弱視」の状態になっていることもあります。 学校検診の眼科検査のときに、片目をうまく隠せず、検査結果が不安定になってしまうことがあります。見えていない目にも、「いい結果」が出てしまっている可能性があります... -
梅毒がひきおこす、多彩な目の炎症
梅毒の拡大が盛んに報道されます。 目にも梅毒の合併症が出ることがあります。未治療の梅毒で、どの段階でも目の炎症が発生する可能性があります1。 梅毒のぶどう膜炎をみる機会が、少しずつ増えてきました。目の“いずれの組織”にも、影響が出ることが特徴... -
散瞳検査のあとの注意点:急性緑内障発作を起こす可能性・リスクとは
一部の「リスクの高い目(狭隅角/強い遠視)」の方では、散瞳検査(眼底検査)の後にごくまれに急性緑内障発作を起こす危険性があります。でも、すぐに眼科医の対処があれば問題ありません。 急性緑内障発作の症状は、 頭痛 嘔吐 目の痛み 目の中の水の通... -
近視学会に参加
「こどもの近視」の分野の診療開院前(5年前ごろ)に多くの論文を読んで、高取商店街での診療の方針を考えました。(世界中の情報を得るために、英文の情報が必須です) それまでに楽しくやっていた免疫学・分子生物学の研究/網膜・ぶどう膜炎の診療とは... -
「眼軸」の長さを測る:こどもの近視進行を管理する機械
光干渉式眼軸長測定装置「AL-Scan M」と近視管理ソフトウェア「MV-1」を導入しました。 こどもの近視がどのくらい進んでいるか? 標準と離れているのか、進み方が早く/遅くなっているか? 「今日の視力いくつやったね?」裸眼視力は、近視進行の基準にな... -
眼科医療とDX(デジタルトランスフォーメーション)
インターネットマガジン「さくマガ」さんから、取材をしていただきました。 医療関係でない出自の私は、開院にあたって何も頼るものないところからのスタートでした。自分で考えて計画していたら、たくさんの方が手伝ってくださいました。本当に感謝してい...