よみもの/最新情報– eye topics –
-
雪目・雪盲:「電気性眼炎」
電気性眼炎(Photokeratitis)は、“目が日焼け”したような状態です。前眼部の炎症です。角膜:目の前面の透明な窓である薄い表面層結膜:白目とまぶたの内側を覆う透明な組織 目に直接紫外線が当たって数時間後、主に黒目(角膜)が障害を受けます1。 雪目... -
免疫学「吉村昭彦教授」の紫綬褒章受賞
九大免疫学教室のころの教授「吉村昭彦先生」は、いま慶應の教授をされています。今回の紫綬褒章の受賞の連絡で、同窓会メールが盛り上がりました。おめでとうございます。 紫綬褒章とは、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分... -
妊娠中に視力が下がる(目の度数の変化)
妊娠中に・見えづらくなった、視力が落ちた・コンタクトや眼鏡が合わなくなった・視界がおかしいということがあるかもしれません。 目に入ってくる光の屈折を担う組織として、角膜(くろめ)と水晶体(レンズ)があります。 双方とも、妊娠中に一時的な厚... -
開院3周年:診療方針「説明を尽くす仕事」
本日でちょうど開院3周年となりました。たくさんの方にお世話になって現在があります。いつも本当にありがとうございます。 手術室のない小さなスペースの眼科で、説明を尽くす仕事をすることにしました。地域でたくさんの患者さんの診療にあたらせていた... -
網膜疾患・緑内障:質の高い画像診断と、患者さんの利便性
散瞳をしない(瞳孔を開かない)網膜画像診断は、思っていた以上に高精細な画像を得ることができました。 「眼底検査のあと、しばらくまぶしい」「瞳孔を開いたあとの帰り道、車の運転ができない」:など 患者さんにとっての不便が、なくなりました。 ミ... -
“Choosing Wisely” :コロナ禍の「賢明な選択」
今月のNature Medicine誌からのご紹介です。(私見は含みません)2021年8月現在、科学的に最も信用できる情報と思われます。 Choosing Wisely for COVID-19: ten evidence-based recommendations for patients and physicians“Choosing Wisely” 新型コロナ... -
飛蚊症:網膜剥離・網膜裂孔をきたす確率(リスク)
目の中のゼリー(硝子体)の正常な変化である「後部硝子体剥離」は、どなたにでも起こります。後部硝子体剥離が起こる際に、急に飛蚊症が増えます。 後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり:posterior vitreous detachment, PVD) 眼科を受診した際に... -
新しい抗がん剤「分子標的薬」がひきおこすぶどう膜炎(目の副作用)
皮膚がん「悪性黒色腫」に対しての分子標的薬・ダブラフェニブ(タフィンラー®)・トラメチニブ(メキニスト®)は、ぶどう膜炎の副作用もあります。 目がかすむ、ゆがんで見える見えづらい視力低下目の充血 などの症状が出て、眼科を受診されることがあり... -
視能訓練士(常勤)を募集しています。
2021.11.2更新 こども好きで、明るいかた 小さな規模のクリニックで、おだやかに働きたいかた 様々な疾患を学びたいかた 藤崎駅(西新駅)/高取バス停 から徒歩通勤ができるかた こどもさんの来院がとても多くなっています。・弱視・斜視検査・弱視訓練指... -
近視進行抑制:科学的根拠のお話
毎日の診療でお話する際、またホームページで文章を記載する際には本当に科学的根拠が得られているのか(=エビデンスレベルが高いのかどうか)を、大事にしています。 「免疫学・ぶどう膜炎」の観点から、目の病気を考えると多くのことが理解できてきまし...