サルコイドーシスは全身リンパ節の腫れを主体とする疾患。
昨年1月米国医師会雑誌に掲載された論文より:
127人のぶどう膜炎患者さんのうち、33人はサルコイドーシスの可能性がありそのうち9人は
心電図に異常があった。
4人(平均年齢67歳)は心サルコイドーシス
心室性頻脈があり、心ペースメーカーの適応となった。
眼の疾患から心臓の病気(突然死の危険)がみつかるということもあります。
JAMA Ophthalmol. 2018;136(2):109-115.
(以前の経験)飛蚊症の症状からぶどう膜炎の診断、眼炎症の状態からサルコイドーシス疑いと判断し近隣の内科に紹介、さらに基幹病院での検査でサルコイドーシスの確定診断。心サルコイドーシスに対してペースメーカー埋込となったかたがいらっしゃいました。眼から全身の病気がみつかる良い例と心に刻まれています。