緑内障診療について

開院して1週間が過ぎました。早くも様々な地域よりご来院いただいています。電子カルテ・各種医療機器にも皆で慣れてきて、受付~検査~診察~会計まで問題なく進むようになりました。お世話になっている方々に感謝いたします。

40代以上の20人にひとりは緑内障と推定されています(多治見スタディ)。前勤務先でも若年・ファミリー層の患者さんが多く、相当数の潜在的な緑内障患者さんを発見し実感しました。緑内障はかなり進行するまで自覚症状は出ません。近年は点眼の進歩も著しく、早期発見により生涯に渡り視機能を保つ可能性が見込める時代になってきました。

今回早良区高取商店街での開院にあたり、最新の良い機械を導入することができました。

必要に応じて、下記の検査が可能です。細隙灯顕微鏡以外の検査は国家資格を持つ視能訓練士(ORT)によって行い、結果は全てモニターに提示してご説明いたします。

○ 細隙灯顕微鏡

:眼底検査(視神経乳頭陥凹拡大、網膜視神経線維束欠損の判断 等)、ゴールドマン圧平眼圧計による眼圧測定、隅角検査 他

○ 光干渉断層計・光干渉断層血管撮影(OCT/OCTアンギオグラフィー)

:神経線維の厚みを測定、PCに搭載されている正常眼データベースと比較した画像解析/視神経周囲の血流を解析

○ 静的視野検査(ハンフリー視野計)

:初めは主にスクリーニングとして検査を行います。蓄積した結果は、進行解析のグラフに示して説明を行います。採用のHFAIII 840では、最短で片眼2分程度の測定が可能となりました。

○ 動的視野検査(ゴールドマン視野計; GP)

:広い範囲の視野検査が必要と判断された方、ハンフリーの視野検査が難しい方、緑内障が著しく進行している方に対して行います。

*視野検査では眼以外に視神経・脳の病気が発見されることもあります。

緑内障(日本眼科学会)

http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ryokunai_ryokunai.jsp

緑内障は視覚障害の原因の第1位

https://www.ntg40.jp/twenty/

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次