“目はオートフォーカス”
:目の中にある筋肉「毛様体筋」によって「水晶体」の厚みを変えて、近くと遠くに絶えずピントを調節しています。
無限遠∞:景色をみている
1メートル:テレビをみる距離
50センチメートル:PC作業をする距離
20~30センチメートル:スマートフォンをみる距離
それぞれで、瞬時に調節しています。
目が悪い(近視)ひとの眼は奥行きが長く、目から入った光は網膜の前にピントがあってしまっています。
うしろ側にピントを合わせるために、眼鏡・コンタクトレンズ等で矯正します。
反対に、
目の奥行が短い
=遠視
=「若いころから目がいい」
近くをみるときは、近視の方に比べて強く調節力を働かせている状態です。
若いうちは「毛様体筋」も「水晶体」もやわらかく弾力性があり、かんたんにオートフォーカスが効きます。
年を重ねるにつれて、「毛様体筋」「水晶体」の動きが鈍ってきて、ピントがあいづらくなります。
“目がいい人は老眼になりやすい”
がんばって調節して、みたいものにピントを合わせます(毛様体筋の生体反応)
:「眼精疲労」の状態になります。
・ピントが合いにくい
・頭痛がする
・目が痛い
・目が疲れる
・目の奥が痛い
・肩こりがする 等
* 調節以外の要因には、ドライアイも重要です。
開院当初より、多くのかたに調節機能解析装置(アコモレフ)を用いた診療を行っています。
毛様体筋の状態を、グラフに「見える化(可視化)」してご説明します。
» 調節機能解析装置を用いた診療
毛様体筋の状態を把握することで、最適なメガネ処方(コンタクトレンズ処方)につなげることができます。
毛様体筋に作用する点眼も併せて、老眼に対して症状の緩和をはかります。