【花粉症】処方薬と同じ成分・濃度の市販薬

花粉の飛散が増えて、アレルギー性結膜炎を発症される方が多くなっています。

外来では、お待たせしてしまうことも多くなってきました。

アレルギー性の炎症が起こる理由・対処法についてのお話もしています。

市販の点眼薬(目薬)でおすすめのものはありますか?と質問を頂くこともあります。

目次

【花粉症】処方薬と同じ成分・濃度の市販薬

市販の薬が有効であることがあります。

以下を参考にされてください:

(内服)
アレグラ®︎(フェキソフェナジン)
アレジオン®︎(エピナスチン)
エバステル®︎(エバスチン)
ザジテン®︎(ケトチフェン)
* 眠くならない(眠くなりにくい)

(点鼻薬)
ザジテン®︎(ケトチフェン)
ナザールαAR ®︎(ステロイド)
パブロン鼻炎アタックJL ®︎(ステロイド)
ナザールスプレー®︎(血管収縮剤)

(点眼薬・目薬)
ザジテンAL点眼®︎(ケトチフェン)

処方薬と市販薬の違い

医師が処方するくすりと市販のくすりはどのようにちがうのですか?

医師・歯科医師の処方せんや指示により使われるくすりを医療用医薬品といいます。

市販のくすりには、一般用医薬品、要指導医薬品があります。

✔︎ 医療用医薬品:
診察した時点での病状に合わせて種類が決められた医療用医薬品です。
保管して自分の判断で使用したり、他の人に譲ったりしないようにされてください。

✔︎ 一般用医薬品や要指導医薬品:
薬剤師などのアドバイスのもとに薬局やドラッグストアで購入、自分の判断で使用するくすりです。
市販薬、大衆薬、OTC(over-the-couter drug)とも呼ばれます。
指示されている用量の範囲では比較的安全とされ、使いやすいように工夫されたものがあります。
説明書(添付文書)を良く読んで、使用されてください。

セルフメディケーションの対象となります。

独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ホームページより

花粉症の市販薬(リンク)

アレグラ:久光製薬/サノフィ
https://www.allegra.jp

アレジオン:エスエス製薬
https://www.ssp.co.jp/alesion/

エバステルAL:興和
https://hc.kowa.co.jp/otc/484

ザジテンAL:グラクソスミスクライン(販売中止)

ナザールα:佐藤製薬
https://www.stona.jp/nazal-ar/

パブロン鼻炎アタックJL
https://www.catalog-taisho.com/category/02/003/04572/

ステロイドの点眼:気をつけること

以上の薬は、炎症を起こした後に産生させる「ヒスタミン」を主に抑える薬です。
炎症そのものを抑える効果は、殆どありません。

炎症を抑えるために、医師がステロイド点眼を処方します。
市販されていない薬です。

頻用される「フルメトロン(フルオロメトロン)」は、低濃度で副作用は殆どありません。

でも、長期間使用される場合には眼圧上昇・ステロイド緑内障等の副作用に留意する必要があります。

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