「第42回高取・藤崎土曜夜市」が開催されました！

（依頼原稿：竹内希さんに書いていただきました）

7月22日、7月29日、8月5日に「第42回高取・藤崎土曜夜市」が開催されました。4年ぶりの開催に、会場は大盛りあがり！

小さなお子さんから大人まで、幅広い世代の方がお祭りを楽しんでいました。今回は、「第42回高取・藤崎土曜夜市」の概要や会場の様子をお伝えします！

「高取・藤崎土曜夜市」はこんなお祭り

「高取・藤崎土曜夜市」は、高取商店街と藤崎通り商店街にて行われる夏祭りのことです。毎年7月の終わりから8月にかけて、3日間開催されます。土曜日の夜に開催されるため、「土曜夜市」との名前がつきました。

2023年が第42回の開催であることからも分かるように、40年以上も前から続いている歴史あるお祭りです。2020年からは新型コロナウイルスの影響で中止されていたため、2023年度はなんと4年ぶりの開催となりました！みなさん開催を待ち望んでいたようで、お祭り当日は驚くほど多くの人が会場を訪れていました。

「高取・藤崎土曜夜市」の歴史

商店街のお祭りの中でも、特に人気のある「高取・藤崎土曜夜市」。「いつ頃からこんなに人気のあるお祭りになったのだろう？」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。そこで、高取商店街の会長（代表理事）入江守治さんに、お祭りの歴史についてお話を聞いてみました！

ーー「高取・藤崎土曜夜市」には、いつ頃からこんなに多くの人が集まるようになったのですか？

私が八女から高取に来た36年前には、すでにお祭りの形はあったものの、今のような盛り上がりはまだありませんでした。しかし高取や藤崎にもっと人を呼び込みたい、活気づけたいという思いがあったため、お祭りを盛り上げるための工夫をたくさん行い、10年ほど経って徐々に人が増えていきましたね。

ーー多くの人に来てもらうために行った工夫を教えてください。

本当に色々なことに取り組みました。毎年お祭りを実施した後には反省会を行い、全員で次の年のお祭りについて真剣に話し合ったのです。例えば50円クーポンををつけたチラシを配布するなど、「お祭りに行ってみたい！」と思ってもらえるような工夫をたくさん考えました。また、毎年ゲームを1つずつ増やす取り組みを10年間続けたこともありました。具体的には、空き缶を20缶積み上げられたらグアム旅行が当たるゲームや、水槽の中に沈められたお茶碗に1円玉を入れるゲームなど、商店街のメンバーでさまざまなゲームを考えました。1円玉を入れるゲームは意外と人気でしたよ。

ーーお祭りを開催するうえで大変だったことはありますか？

正直大変なことは多かったです。仕事をしながらお祭りの準備にも取り組む必要があり、いつも時間が足りないと感じていました。しかし、ここまで熱中できたのは、高取という地域や商店街への愛があったからだと考えています。商店街にお店がある方だけでなく、地域のみなさんにもたくさん協力していただけたのは、やはり高取を愛する気持ちがあるからではないでしょうか。うまくいかないこともたくさんありましたが、「思いっきり失敗しよう」という考えで運営に取り組んできたことにより、みなさんに愛されるお祭りに成長したのはとても嬉しいです。

ーーお祭りを開催するうえで、気をつけていることがあれば教えてください。

とにかく子どもが楽しめるお祭りにすることです。大人向けにならないようにすることは、特に気をつけていますね。高取商店街では、以前より「子どもが喜ぶお祭りであること」を常に意識してきました。子どもがお祭りに行くと、ご両親だけでなく、祖父母の方も一緒に商店街に足を運びますよね。このように、子どもを中心としたお祭りにすることで、幅広い年代の方に集まって欲しいという思いがあったのです。これからも、子どもが目一杯楽しめるお祭りにしたいと思っています。

ーー今年のお祭りはどうでしたか？

今年は4年ぶりの開催だったこともあり、本当に多くの方に来ていただきました。小さなお子さんがスーパーボールすくいや輪投げなどに夢中になっている様子は、とても微笑ましかったですし、開催できて良かったなと非常に嬉しい気持ちになりました。今後も子どもが安心して楽しめるお祭りを目指して、開催を続けていきたいです。